昔お金を借りる方法と言えば、店舗に来店して申込書を書き、約30分~1時間の審査後に融資の可否を聞き、審査が通ればその場で現金を借りる。
審査が通らなければ、別の金融機関へ行き同じことをするのが当たり前でした。
しかし令和の時代、お金を借りる方法はネットやアプリで全部完結します!わざわざ店頭窓口まで行く必要はなく、契約書を郵送でやり取りする必要もないのです。
昭和~平成と比べると非常に簡単に手軽にお金を借りれるようになりました。
当サイトでは、ネットやアプリを利用してお金を借りる方法を誰もが分かるように丁寧に解説します。
ネットやアプリでお金を借りる方法とは?どんな種類がある?
インターネットやアプリを使ってお金を借りる方法は、ちょっと難しいイメージがあるかもしれませんが、正直言えばめちゃくちゃ簡単です。
高齢者の方はスマホやパソコン自体に抵抗感があることから、さすがに65歳の人でも簡単に借りれるとは言えませんが、普段からスマホやパソコンを利用している人なら、すんなりと融資まで行けるはずです。
まずインターネットでお金を借りる方法としては、カードローンが1番おすすめの方法と言えます。
今のカードローンは銀行や信用金庫、JAバンク、ろうきん、クレジット・信販会社、消費者金融など、数多くの会社が出しており、大手の有名カードローンではほぼ全てインターネットから申込して契約まで全て完了することができるのです。
なぜネットで契約ができるのか?契約書は?
お金を借りるには必ず契約内容などが書かれた契約書が存在します。
インターネットでお金を借りる方法でも、当然契約書はあります。貸金業法第17条では契約した場合、遅滞なく契約書面の控えを相手方に交付するとが義務付けれらており、契約書面の控えを渡さない場合、貸金業法違反になります。
貸金業法第17条
貸金業者は、貸付けに係る契約(極度方式基本契約を除く。第四項において同じ。)を締結したときは、遅滞なく、内閣府令で定めるところにより、次に掲げる事項についてその契約の内容を明らかにする書面をその相手方に交付しなければならない。当該書面に記載した事項のうち、重要なものとして内閣府令で定めるものを変更したときも、同様とする。
一 貸金業者の商号、名称又は氏名及び住所
二 契約年月日
三 貸付けの金額
四 貸付けの利率
五 返済の方式
六 返済期間及び返済回数
七 賠償額の予定に関する定めがあるときは、その内容
八 前各号に掲げるもののほか、内閣府令で定める事項
(引用元:貸金業法)
では、インターネットで契約する場合、どうしているのか疑問に思う人がいるでしょう。
貸金業法の大幅な改正は2010年6月から実施されていますが、それより前から細かい改正はされていました。
その中で、貸金業法第17条7項では下記のように書かれています。
貸金業法第17条7項
貸金業者は、第一項から第五項までの規定による書面の交付又は前項の内閣府令で定める書面の交付若しくは同項の規定により第一項前段若しくは第四項前段の規定による書面の交付に代えて交付する書面の交付に代えて、政令で定めるところにより、当該貸付けに係る契約又は保証契約の相手方の承諾を得て、前各項に規定する事項又は前項の内閣府令で定める書面に記載すべき事項を電磁的方法により提供することができる。この場合において、貸金業者は、これらの書面の交付を行つたものとみなす。
(引用元:貸金業法)
貸金業法第17条4項は、インターネット時代における契約書面の交付方法として、電磁的方法により交付することができると追加されました。
電磁的方法とは、インターネットで契約書面等をダウンロードなどの方法で交付することです。
この電磁的方法が可能になってから、大手カードローン会社はほとんどがインターネットからWEBで全ての手続きが完了するWEB完結を導入しています。
WEB完結によって契約書面を郵送する必要がなくなり、借りる側も貸す側も大きなメリットになったのです。
アプリでお金を借りる方法とは?どんなアプリがあるの?
アプリでお金を借りる方法とは、主に大手消費者金融が出しているアプリになります。
有名なのは、プロミスのアプリローン、レイクALSAのe-アルサ、SMBCモビットの公式アプリです。
アプリは無料でダウンロードできますので、ダウンロード後は、指示に従って進めば、簡単にWEB完結まで行くことができます。
アプリでお金を借りるメリットは、カードが無くても、スマホでセブン銀行からいつでも借入・返済ができる点です。
また、増額審査申込や、お支払予定日の登録・変更、現在の利用状況の照会などもアプリから行うことができます。
カードレス発行なしにすることで、自宅への郵送物なしでお金を借りることができ、カードを見られて借入がバレる心配もありません。
学生や若い人はアプリローンの方が簡単に手続きができるのでおすすめです。
お金を借りたい人は必見!審査に通るか否かの3つのチェックポイント
お金を借りるのに、もっとも手軽な方法がカードローンやキャッシングですよね。
しかし、審査があるため、審査に通過しないことには借入ができません。
そこでこの記事では、審査に通過できそうかを見極めるためのポイントをお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてください。
借入の審査に通るにはこの3つに問題がないことが重要!
カードローンやキャッシングの審査では、以下の3つのポイントが非常に重要です。
- 毎月継続して収入がある
- 他社の借入額と件数が多すぎない
- 信用情報にキズがない
この3つが審査ではとくに重視されるため、これらに問題ないことが審査通過の鍵となります。
そこで次章より、この3つのポイントについて詳しく解説していきます。
チェックポイント1:毎月継続して収入がある
毎月継続して収入があるかという部分は、もっとも重要と言っても過言ではありません。
カードローンやキャッシングは、毎月返済していくことを想定した商品ですので、返済が可能な収入が毎月ない人に融資するわけにはいきません。
収入が不安定な人に融資してしまうと、延滞や貸倒れの危険があります。
このため、カードローンやキャッシングの審査では、毎月継続して収入があるかという部分が非常に重視されます。
どのくらいの収入があればOKなのか?
どのくらいの収入があれば審査に通るかは、言い切ることができません。
審査基準は各社によって違いますし、審査についてはどこも非公開だからです。
ただし、カードローンやキャッシングの毎月の返済額は、非常に少額であるため、それほど多くの収入は求められないケースがほとんどです。
たとえば、大手消費者金融の「アイフル」の返済額は毎月4,000円からとなっています。
このため、4,000円を十分に返済できる収入があるのであれば、審査に通る見込みがあると予想可能です。
毎月4,000円であれば、収入がそれほどない人でも、返済可能かと思いますので、毎月の収入額の条件は厳しくないでしょう。
重要なのは年収の額ではなく継続性
重要なのは年収の多さよりも、収入の継続性です。
年収が多い人ほど審査に有利なのは間違いありませんが、それよりも「毎月安定して得ているか?」という点のほうが、重視される傾向が強いです。
いくらトータルの年収が多くても、毎月の収入が不安定だと、返済ができない可能性があります。
たとえば、自営業の人ですと、1ヶ月で500万円稼いで、その他の月は0円なんてケースもあります。
このような人より、毎月30万円や20万円など、安定して得ている人のほうが審査では有利になりやすいです。
そのため、審査に通過したいなら、アルバイトやパートでも良いので、職につき毎月収入を得ていることが大事だと覚えておきましょう。
チェックポイント2:他社の借入額と件数が多すぎない
審査通過のためには、他社の借入額と件数が多すぎないという点も重要です。
カードローンやキャッシングの審査では、次のような他社の借入額と件数を必ず確認されます。
- カードローン・キャッシング
- フリーローン
- クレジットカードのキャッシング枠
こうした他社の借入額と件数が多い人ほど、毎月の返済負担も大きいため、それ以上の融資は危険な場合があるからです。
どのくらいの金額と件数があると審査落ちになるかは、正確な情報ないため、はっきりとは言えません。
ただし、一般的には金額で年収の3分の1以上、件数で3件以上から危険とされていますので、他社借入はこの数以下にしておくのがおすすめです。
時間はかかってしまうかと思いますが、借入額が少ない会社から、優先的に完済していくのが良いかと思います。
総量規制オーバーだと確実に審査に通らない
他社の借入額でもうひとつ注意なのが、「総量規制」です。
消費者金融・信販会社・クレジット会社のような、貸金業者には総量規制があります。
そのため、すべての貸金業者の借入と合計して、年収の3分の1までしか借入できません。
仮に、貸金業者からの借入額が年収の1/3に達している場合、総量規制オーバーとなり、消費者金融や信販会社などからは1円も借入できないことになります。
その際は、確実に審査落ちになってしまうので気をつけてください。
チェックポイント3:信用情報にキズがない
審査通過のためには、信用情報にキズがないという点も重要です。
カードローンやキャッシングの審査では、信用情報機関への照会があり、あなたの信用情報と確認されます。
信用情報機関とは、クレジット会社やローン会社が加盟している機関であり、信用情報は、そうした会社から提供されたクレカやローンの利用履歴です。
この信用情報に、以下のような記録があることをキズがつくと呼び、審査に大きな影響があるとされています。
- 延滞記録
- 事故情報
延滞記録
延滞記録とは、「返済日に返済がされなかった」という記録です。
期日どおりにお金を返済しない人は信用できませんよね。
それはカードローン会社やローン会社も同様であり、延滞をするような人の融資は極力避けるようにしています。
1回くらい延滞した程度なら、審査に影響する可能性は低いですが、何度もあるような場合や、現在進行形で延滞中ですと、高い確率で審査落ちになります。
そのため、最低でも半年は一切延滞がないようにしたいです。
事故(異動)情報
事故情報(正式には異動情報)とは、主に以下の4つを指します。
- 債務整理(任意整理・個人再生・自己破産)
- 長期延滞(2~3ヶ月以上の延滞)
- 代位弁済(返済不能になり保証会社に立替えてもらうこと)
- 強制解約(強制的に契約解除になること)
これら4つが信用情報に記録されると、通称で「ブラックリスト」と呼ばれる状態になってしまい、カードローンやキャッシングの審査には、ほぼ通らなくなります。
もし、過去に事故情報を起こしてしまった場合は、信用情報から記録が消えるまで待つしかありません。
信用情報に事故情報が記録されるのは、およそ5年~10年ですので、その間は審査に通るのは困難だと思っておきましょう。
1ヶ月に3社以上申し込みした人は注意!申し込みブラックになってるかも?
カードローンやキャッシングの審査では、「申し込みブラック」にも気をつけなくてはいけません。
申し込みブラックとは、短期間でいくつもの会社に申し込みしたことが原因で、審査に通りづらくなってしまう状態を指します。
審査に対して不安がある人の中には、落ちたときの保険にと、複数社に申し込みをしておく人もいます。
しかし、申し込みブラックになってしまうことがあり、審査落ちの原因になるため、おすすめできません。
とくに1ヶ月に3社以上申し込みした人は注意です。
一般的に、1ヶ月に3社以上申し込みすると、申し込みブラックになる可能性がでてくると言われていますので、審査に悪影響があるかもしれません。
申し込みブラックの可能性があるときの対処方法
「自分は申し込みブラックかもしれない・・・」と不安なときは、最後に申し込みをした日から6ヶ月待つのがおすすめです。
「カードローンやキャッシングに申し込みした」という情報が、信用情報に残るのは6カか月です。
6ヶ月経てば消えますので、申し込みブラックも解除されます。
銀行カードローンに申し込むなら「保証会社」も要確認!
銀行カードローンの申し込みを検討しているなら、「保証会社」についても知っておく必要があります。
とくに「過去にカードローンで審査落ちにしたことがある」、というような人は必須です。
銀行カードローンの審査は、保証会社が中心におこなうからです。
保証会社とは
保証会社とは、簡単に言えば、保証人の代用となる会社です。
銀行カードローンは保証人不要で借入できますが、それは保証会社と契約しており、お金を借入した人が返済不能になった場合、保証会社が立替えるようになっているからです。
このように、お金を借りる人の保証人の代用となるのが、保証会社になります。
審査落ちした会社に再び申し込みしてしまうことがある
カードローンの審査に落ちた人が銀行カードローンに申し込むと、申込先によっては、審査落ちになった会社とおなじ会社で、また審査を受けてしまうことがあります。
銀行カードローンの保証会社は、以下のような大手消費者金融であることが多いです。
- アコム株式会社
- アイフル株式会社
- SMBCコンシューマーファイナンス株式会社(プロミス)
- 新生フィナンシャル株式会社(レイクALSA)
このため、大手消費者金融で審査落ちになったあと、銀行カードローンに申し込むと、再度おなじ会社で審査を受けてしまうことがあるのです。
また、これは銀行カードローンで審査落ちになった場合も同様になります。
大手消費者金融は、多数の銀行カードローンの保証会社になっているからです。
このため、カードローンで審査落ちになった人が銀行カードローンに申し込むときは、保証会社がどこなのかを調べておく必要があります。
お金を借りる審査に通る3つのポイントまとめ
カードローンやキャッシングの審査に通過したいなら、以下の3つのポイントが重要になってくるため、これらに問題がないかを確認しておきましょう。
- 収入を毎月得ている
- 他社の借入額と件数が多すぎない
- 信用情報に延滞記録と事故情報がない
また、短期間に複数社へ申込すると、申し込みブラックになり、審査に通りづらくなる可能性があるため、避けてください。
カードローンの審査で落ちた経験がある人が、銀行カードローンに申し込むときは、おなじ会社で審査を受けてしまわないよう、保証会社のチェックも必要です。